ガウディの代表作、サグラダ・ファミリア教会。
完成するまで500年以上かかる、という説さえあったが、ついに主塔である「イエス・キリストの塔」が完成し、ガウディの没後100年の命日に合わせて、6月10日に、記念ミサが行われた。
建設開始から140年以上経っており、ガウディ自身もその完成を見ることができなかったわけだが、全体が完成するまで、あと10年ほど、らしい。
もっとも、正面の「栄光のファサード」から延びる大階段は、建設予定地に住宅や商店が建っているため、現時点で建設不可能になっている。どうも、バルセロナ市民には嫌われているらしく、建設予定地を住人が買い占めてしまったという経緯があるのだ。
オーバーツーリズムの象徴にもなってしまっているので、かなり微妙な存在なのだ。
聖書の「バベルの塔」は、神の怒りを買ってしまい、結果、人々の言葉はバラバラにされ、意思疎通ができないようになったことで、建設が中断し、未完に終わったという話だったと思うが、現代の「バベルの塔」は、住人と観光客の間に諍いを起こす要因の1つとなってしまった。
あと10年。
本当に完成するのだろうか?
それとも、住人たちの猛反対で、未完のままとなるのか?