残り2週間ほどで、大阪・関西万博が閉幕するらしい。
ガラケー使いの自分にとっては、参加資格すら無いイベントだったので、万博それ自体はそもそもどうでもよかった。まあ、イタリア館の充実ぶりに関しては、羨ましく思わなくも、否、かなり羨ましかったのだが、結局のところ足を運ぼうとは思えなかった。
一方で、会場外で、なかなか面白そうな企画があった。
関西の2つの国立博物館、奈良国立博物館と京都国立博物館が4月19日から6月15日に、それぞれ特別展を開催していたのだ。それが、「奈良国立博物館開館130年記念特別展 超 国宝展ー祈りのかがやきー」と、「大阪・関西万博開催記念特別展 日本、美のるつぼー異文化交流の軌跡ー」である。
奈良博の方は、公的には万博関連としなかったようなのだが、実際のところ、京博と日程を合わせていたし、万博に乗っかるつもりはあったのだと思う。
両方に行くことができればよかったのだが、いろいろあって、結局、片方の「超 国宝」にのみ出かけた。
企画展に付けられた【超】には、時代を《超えて》遺されてきた国の宝という意味と、文化財保護制度としての国宝の基準に収まりきらない作品も含めることにした、という事情が含まれているらしく、国宝112点、重要文化財16点を含む143点の作品が前後半2期に渡って展示された。
自分が出かけたのは後半の1日だけだったので、全ての作品を見ることができたわけではないのだが、さすがに力の入った企画展で、毎年秋に開催される「正倉院展」と同じくらい混んでいた。
明治維新を経て、かなりの美術品が国外に流出してしまった残念な歴史があるにも関わらず、それでも、素晴らしい数々の作品・国の宝が国内に沢山遺されていること、それを間近で見ることができる機会があることは、本当に幸運なことだ。
奈良博関係者の思い入れ満載の図録も、かなりの力作で、これが入手できただけでも、万博に感謝したい気分である。
ただ、奈良博関連でいつも思う事なのだが、英訳に関しては、英語が決して得意ではない自分からみても、かなり残念。
別にインバウンドに媚びる必要はないが、もう少し、センスの良い英訳ができる職員を採用したらいいのにと思う。
Oh! KOKUHŌ
これでなぜOKが出たのか、謎でしかない。