時間潰しにネット記事を漁っていると、たまに、なぜこのタイミングで? という記事に当たることがある。
8月14日配信の記事、ARTnews JAPANの『「偉大な女性芸術家」たち──ネッリら、再評価が進む12人の作品を一挙紹介』も、そうした記事の1つだ。
内容は、1971年に美術史家のリンダ・ノックリンが、US版ARTnewsで『なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか』と題した記事を書き、その後、1976年に、ノックリンとアン・サザーランド・ハリスの2人による企画展『Women Artists, 1550–1950』が開催されたというものだ。
38人のアーティストによる150作品の企画展は、ロサンゼルス・カウンティ美術館を皮切りに、オースティン、ピッツバーグ、ブルックリンを巡回し、大成功だったらしい。
その38人の名前は、記事中には明記されていなかったが、とにかく、歴史の中で忘れ去られていた女性芸術家が、近年再び掘り起こされ、脚光を浴びてきているということらしい。
記事中には、題にもあるように12人の女性画家、プラウティッラ・ネッリ(伊 1524-1588)、ラヴィニア・フォンターナ(伊 1552-1614)、クララ・ペーテルス(白 1587-1636頃)、アルテミジア・ジェンティレスキ(伊 1593-1653)、ジョヴァンナ・ガルゾーニ(伊 1600-1670)、ミカエリナ・ワウティエ(白 1604-1689)、ユディト・レイステル(蘭 1609-1660)、ルイーズ・モワヨン(仏 1610-1696)、ラッヘル・ライス(蘭 1664-1750)、ロザルバ・カッリエーラ(伊 1673-1757)、アデライド・ラビーユ=ギアール(仏 1749-1803)、ヘシーナ・テル・ボルフ(蘭 1631-1690)が紹介されている。
ひょっとして、日本で、これらの画家の企画展でも開催されるのか? と思って、探してみたが、そういうことではないらしい。
おそらく、この中で知名度が高いのは、ネッリとジェンティレスキの2人だろう。
確か、ジェンティレスキは、『エリザベス女王の事件簿 バッキンガム宮殿の三匹の犬 』にも出てきていたはず。作中に登場する作品は架空のもののようだが、実際に、エリザベス2世のコレクションには、ジェンティレスキの【An Allegory of Peace and the Arts(平和と芸術の寓意画)】が含まれているという。
機会があれば、見てみたいと思う。
