日々のあれこれ

日々の暮らしの中で気になったことを書いておきます。

文学

熊と不法滞在者

日本人は、【カワイイもの】が好きである。 実は、日本人以外の人、欧米人たちだって、【カワイイもの】が好きなのだろう。ただ、何を【カワイイもの】と感じるか、が違うのだとは思う。 日本人も、欧米人も、共通して【カワイイもの】と認識しているものは…

ゲームと虫取りと蝶

夏真っ盛りであるが、夕方以降暗くなりはじめると、秋の虫の声が聞こえだすようになってきた。 真昼の時間帯の気温上昇は異常だが、早朝や夜間においては、ちゃんと季節の移り変わりが感じられるようで、少しホッとする。 虫の声を、それと認識できるのは日…

原民喜の遺書

洲之内徹のエッセイ『続 海辺の墓』には、原民喜、というか「原民喜の死んだ日」について書かれたくだりがある。 正確な年月もおぼつかなくなるほど、原が亡くなってから随分と時が経った後に書かれたエッセイではあるが、その日のことは、洲之内の中にずっ…

紙だからこそ

最近は、デジタル端末による「本」が増えてきている。そもそも、紙の原稿に手書きする作家よりも、パソコンで創作する作家の方が増えている。それどころかスマホで創作する作家さえいるらしい。 デジタルだからこそ編集が楽だったり、かさばらないという利点…

ワーズワースの家

ネットに、英国の詩人ウィリアム・ワーズワースが人生の最後の37年を過ごした邸宅が売りに出された、という記事があった。 イギリスのカンブリア州にあり、ウィンダミア湖を見下ろすロケーションに建つ邸宅ライダルマウント・アンド・ガーデンズ。ワーズワー…

起雲閣

3月の熱海旅行の話の続き。 起雲閣も、同行者が予約しておいてくれた見学場所である。旅行前にはまったく知らなかったが、帰ってから図書館で調べたら、近代建築関係と文学関係では有名なようだ。 当日は、JR熱海駅前からタクシーで移動し、館内はガイドさん…

狐狸庵先生の羊の歌

遠藤周作の、デビュー前に執筆した小説やエッセーを収めた未発表の自筆の冊子が見つかった、という。 遠藤周作が亡くなったのが1996年。遺族や親交のあった関係者により文学館の建設構想が進められ、複数の候補地の中から長崎県外海町が選ばれた。さらに同町…